【Boson Protocol】web3の分散型コマースレイヤー / RWAの引渡し契約をトークン化し転送、売買が可能に / ゲーム理論と第三者機関を利用した紛争解決フロー / @BosonProtocol
分散型でのECサイトということでdコマースと表現されたりもします。
おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
今日は「Boson Protocol」についてリサーチしました。
🛒Boson Protocolとは?
💥紛争解決フロー
🪜2021年からスタートし徐々にアップデート
💬フィジカル取引の分散化が進むか、デジタル移行が進むか
🛒Boson Protocolとは?
「Boson Protocol」は、web3の分散型コマースレイヤーです。あらゆる物理的なもののトークン化、転送、取引が償還可能なNFTとして可能になります。分散型でのECサイトということでdコマースと表現されたりもします。
具体的には物理的な資産(RWA)を償還可能なNFT(rNFTと表現) に変換します。これはRWAの所有権ではなく、引渡し契約をトークン化したものであり、スマート コントラクト内にプログラムされたRWAの先渡し契約となります。
では、よりイメージを沸かせるために買い手側および売り手側それぞれの使い方を見ていきます。
■買い手
まず通常のECと同じようにマーケットプレイスから商品を探します。そこからウォレットをコネクトし、資金を支払います。「Boson Protocol」はPolygon上に構築されているため、金額は$MATIC表記されています。
尚、購入のことを「Commit」と呼びます。Commit後はRedeem(償還)するか二次流通に出すか、キャンセルするのかを選択できます。償還可能期間が決まっているので、Commit後はその期間中にどうするのかを決定します。償還可能期間は販売者側が設定できます。
Redeemを選択した場合、今後のステップが表示されます。この際、キャンセルすることもできます。そうした場合、販売者が設定したキャンセル料金が引かれた金額が自分のウォレットに返金されます。
購入した商品を引き換えるには、住所を入力する必要があります。Web 2.0 コマース サイトで何かを購入する場合とは異なり、住所は中央データベースに保存されません。代わりに、購入した商品の販売者とのみ詳細を共有します。売り手とアドレスを共有するにはweb3通信ツールであるXMTPを使用しています。
諸々が完了すると最後の警告画面が出て、承認するとNFTがバーンされ、物理的なアイテムが手元に届きます。
この取引時において、例えば、購入したのに物理的商品が届かない、壊れていたなどの問題が発生しますが、この紛争解決フローは後ほど解説します。
■販売者
販売者は「Boson dApp」上のマーケットプレイスに出品するか、「Boson SDK」を活用して自社dコマースサイトをオリジナルで作ることもできます。ウィジェットとして埋め込むこともできるので、かなり汎用性高く対応しています。
ここでは「Boson dApp」を活用した出品方法を紹介します。
まずはプロフィールを作成します。
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