【Fence】融資締結におけるバックオフィス業務を自動化するSaaSプラットフォーム / ブロックチェーンで契約のシームレスな締結、スマートコントラクトによる自動支払いを実現
👀DXを超えたBX(ブロックチェーントランスフォーメーション)を実現!?(約4,000文字)
おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
今日は「Fence」についてリサーチしました。
«目次»
1、Fence とは?
- 特徴
- 利用料金
2、変遷と展望|2023年に設立され、プレシードで180万ユーロを調達!
3、考察|DXならぬBX?ブロックチェーンが真の価値を提供するのを初めて見た
Fence とは?
「Fence」は、貸し手と借り手間のレポートや支払いなどの債務ファシリティ業務を自動化するSaaSプラットフォームです。簡単に言えば、融資締結におけるバックオフィス業務を自動化するサービスです。
裏側の技術としてブロックチェーンを活用して、契約のシームレスな締結、スマートコントラクトによる自動支払いを実現します。
◼️特徴
プログラム可能な債務統合:データ転送、資本要求などのためにAPI を介してバックオフィスと統合する。
自動化されたリアルタイムレポート:最新のデータでクレジット契約をリアルタイムで監視し、Fenceのダッシュボードを通じて希望の頻度で自動レポートを受け取る。
自動支払い操作:クレジット契約を効率的なスマートコントラクトに変更。返済スケジュールに従ってウォーターフォールステップを自動計算して実行する。
強固な法的整備:当社の法的設定を選択するか、既存の信用契約をデジタル化できる。融資期間の変更と実行を管理し、最初の融資実行までの時間を短縮する。
Fenceのブロックチェーンの仕組みとAPI連携を通して、法的拘束力のある融資契約を即座に締結でき、支払い契約もスマートコントラクトによって自動で支払われます。この支払いは融資実行時もそうですが、返済時も自動で実施されます。
そして、それらの返済実績のレポートが自動で作成され、投資家(貸し手)に配信されるので、借り手は自身の事業に最大限集中することができます。
これまで、スプレッドシート、PDF、電子メールなどで実行されていた従来の融資プロセスをブロックチェーンベースのインフラストラクチャに置き換えることで、債務管理の時間とコストを大幅に節約します。
◼️利用料金
詳細の料金は融資タイプや条件によって異なるので、問い合わせの上で決定されるようです。ただ、従来の業務の80%を削減することを謳っており、既存サービスの10分の1で利用できると書かれていました。
変遷と展望|2023年に設立され、プレシードで180万ユーロを調達!
Fenceは2023年にスペインマドリードで生まれた非常に若いスタートアップです。
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