【fxhash】ジェネラティブアートNFTの発行&売買プラットフォーム / コレクターが自由にアート生成できるミントチケットを実装 / 2023年8月にシードラウンドで1 万ドルを調達
Tezos上でのプラットフォームからイーサリアムも追加されマルチチェーンへと進化します。
おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
今日は「fxhash」についてリサーチしました。
«目次»
1、fxhash とは?
- 機能
2、変遷と展望:マルチチェーンプラットフォームへ
3、考察:アートとNFTには依然として大きな可能性が存在する
fxhash とは?
「fxhash」は、誰もがコードベースのアートワークを作成、収集、楽しむことができる、オープンでアクセス可能なジェネレーティブアートプラットフォームです。
ジェネラティブアートとは、アルゴリズムや数学的手法などから生まれる偶然性を取り入れ作られるアート作品のことを指し、ジェネラティブアートをNFTにすることで、ミントの瞬間に固有のアートのNFTが自動生成される仕組みを実現します。
fxhashはこのジェネラティブアートを販売できるプラットフォームです。ジェネラティブアートを生成するためのコードを入力することで、ジェネラティブトークンと呼ばれるトークンを生成し、マーケットプレイスとして売買できます。
現在はTezosチェーン上での発行が可能ですが、2023年12月1日よりfxhash 2.0と呼ばれるアップデートが実施され、イーサリアムにも対応される予定です。
◼️機能
○アーティスト
NFTの発行及び売買
価格は固定価格かオークション
コラボでの作品発表
記事の執筆(NFTベースでプラットフォーム内に公開される)
○コレクター
NFTの保管及び売買
fx(params) とミントチケット
コレクターはアーティスト側が設定している場合のみ、NFT購入前にミントチケットを購入することができます。ミントチケットは一定期間の間、自身が好きなアートがミントできるような調整期間(猶予期間)が設定され、コレクターは好きなタイミングでミント可能になります。チケットを購入した後、fx(params) minting インターフェイスを介して反復と交換できます。このミントプロセスは、コレクターが無限の視点から生成アートを共同創造できるようになります。
尚、ミントチケットもNFTで売買できますが、アーティスト側があらかじめ設定した猶予期間中にミントを完了しなければ、日払いの税金を支払うことになり、その支払いが滞るとチケットが差し押さえられます。
○その他
通報システム
物理的な商品との交換機能(Redeemables)
アーティストがデジタルプロジェクトに紐づいた物理的な商品を提供したい場合に簡単に導入可能です。オンチェーンで発生した引き換えイベントに対して、さまざまな物理的イベント、主に NFT に関連する製品の発送が容易になります。トークンを引き換えてもトークンは破壊されず、ウォレットや所有権からトークンが削除されることもありません。トークンを引き換えた後も、トークン自体は収集、販売、譲渡可能です。
変遷と展望:マルチチェーンプラットフォームへ
fxhashはジェネラティブアーティストciphrdによって2021年11月にリリースされました。NFTバブルの中でジェネラティブアートも話題となり、Art Blocks等のイーサリアムベースのプラットフォームは誕生していましたが、誰もが自由に無料で公開できるプラットフォームはありませんでした。fxhashは無料でオープンなジェネラティブアートのプラットフォームとして誕生しました。
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