【Invisible Friends】リリース前から話題沸騰だったNFTプロジェクトの戦略とは?
「Invisible Friends(インビジブル フレンド)」とは、「目に見えない友達」をコンセプトに2022年2月23日にリリースされたコレクティブルNFTです。
おはようございます。
web3researcherの三井です。
今日は目に見えない友達「Invisible Friends」というNFTプロジェクトについてリサーチしました。
«目次»
1、Invisible Friendsとは?
2、Invisible Friendsの特徴は?
3、Invisible Friendsの今後は?
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Invisible Friendsとは?
「Invisible Friends(インビジブル フレンド)」とは、「目に見えない友達」をコンセプトに2022年2月23日にリリースされたコレクティブルNFTです。
スウェーデン人の人気アニメーターMarkus Magnussonさんという既に有名な方が手掛けるプロジェクトということで、Twitterのフォロワーが50万人、プロジェクトのDiscordサーバーのメンバーは30万人を超えるなど、リリース前から話題となりました。
mint数は5,000体で、その全てをホワイトリスト当選者に販売しました。その結果、たったの2日で、約6億2000万円を超える売上を記録しました。
2022年8月時点の現在のフロア価格は「2.39Eth」となっており、mits時の0.25Ethから非常に高騰しています。
https://opensea.io/collection/invisiblefriends
また、最も高額で落札されたのは「Golden Friend」という全て金色の作品で、「499.69Eth(当時のレートで約1億9,160万円)」で落札されました。
このNFTの落札者には、Gorden Friendの保有の他に、未公開の5つのNFT Invisible Friends作品も贈られたこと、落札金額は全額チャリティーに寄付されたことからも、大変話題となりました。
Invisible Friendsの特徴は?
では、ここからはその人気の理由(特徴)について解説していきます。
■著名アーティストが手掛けるNFT
第一に上がれられるのがその作者の存在です。既に何個も作品を出しており、人気を博しているアーティストによる作品だったことでリリース前から話題となりました。
また、Invisible Friendsは、「Random Character Collective」という複数のアーティストが参画するグループの作品の一つです。このグループには他にも著名アーティストが属しており、全員が影響力を持っています。
個人に対してもグループに対しても信頼があり、且つ影響力を持っていたので、リリース前から非常に話題となりました。
■先駆けであった動くNFT
今では動くNFTは一般的になってきましたが、2022年2月のリリース当時はNFTの作品は静止画が一般的でした。その中で、Invisible Friendsは動くNFTという形の作品を公開し、非常に注目を集めました。
■上限5,000点&WL当選者だけに販売した
有名プロジェクトであれば、1万~2万点の作品の販売が主流であり、且つプレセールとパブリックセールで分かれていることも主流でした。
その中で非常に話題になっているにも関わらず、上限5,000点のみの発行で、且つWLに当選した人に全て販売するという手法を取りました。この手法をとったことで、なんとかWLに入ろうと必死になって行動する人が多く、結果的にプロジェクトの盛り上がりに繋がっていきました。
また、知名度は上がるが購入ができない状況が続いたことで、その価格も高騰していきました。
■アパレル進出&積極的なコラボ
リリース前からリアルなアパレルへの進出を予告しており、NFTプロジェクトの中でもかなり本気でアパレルブランドに力を入れています。
また、既存のブランドとのコラボも積極的に行っており、2022年5月には世界的アパレルブランド「KITH」とコラボしたNFTも販売されました。
https://opensea.io/collection/kith-friends/activity
これらのNFTの所有者には、Kith Friendが着用しているアパレル製品が提供されるなどの特典がついていました。また、発生した収益はすべてチャリティーに寄付されました。
Invisible Friendsの今後は?
公式HPのロードマップによれば、今後の第3Qでは、3DのInvisible Friendsのリリースと、なんらかのおもちゃの販売があるようです。
第4Qでも「GARBAGE FRIENDS」という別プロジェクトのリリースがあるようですね。
また、Invisible FriendsのNFTホルダーは限定コミュニティーへの参加の他に、今後リリースされるNFTプロジェクトの優先購入権が付与されています。これによって、長期保有者が増え、さらに価格の高騰に繋がっていきます。
Invisible Friendsはアーティストが作り上げたNFTということもあり、次々に関連NFTを発表することで、その価値を担保し続けているように感じます。それぞれの作品数はそこまで多くしないことで、全てのNFTの価値も担保され、コミュニティーメンバーも少しずつ増えていきます。
アパレルに力を入れていることも同様で、どこ出身の人がNFTを作っているのか、何に強みを持っているチームなのか、これによって同じNFTプロジェクトという括りでも全く戦い方が異なると感じました。
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おわり。
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