【Mellow Protocol】パーミッションレスでモジュラー化されたLRT作成プロトコル / Lidoの支援を受けてリリース / Symbioticと提携 / @mellowprotocol
ポイント含め4重の利回りを提供中です。
おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
今日は「Mellow Protocol」についてリサーチしました。
🔵Mellow Protocolとは?
⚙️モジュラー化されたLRT
🪜Lidoの支援を受けてリリース
💬Lidoの狙いとMellow Protocolの展望
🔵Mellow Protocolとは?
「Mellow Protocol」は、パーミッションレスのLRT作成とキュレーションのためのモジュラー・インフラストラクチャです。
LRT(Liquid Restaking Token)を自由に作成できるインフラですが、ここでLRTについて簡単に振り返ります。
LRTは「Liquid Restaking Token」の略であり、リステーキングを証明するトークンです。似た概念にLST(Liquid Staking Token)があります。これはステーキングを証明するトークンです。
元々は、ステーキング収入を得たいけど資金がロックされることを避けたいという需要に対して、ステーキング証明トークンを発行することでステーキング収入を得ながら資金を自由に利用できる仕組みとしてLSTが発明されました。Lidoがその急先鋒となり、DeFiの中でもNo.1の地位を築いています。
そして、EigenLayerが登場しリステーキングの波が登場した際にも同じ現象が起こりました。リステーキング収入を得たいけど資金がロックされることを避けたいという需要に対して、リステーキング証明トークンを発行することでステーキング収入を得ながら資金を自由に利用できる仕組みとしてLRTが発明されました。Ether[.]fiやRenzo、Kelp DAO等が有名プロトコルとして存在します。
↓より深く理解したい方はこちら
で、「Mellow Protocol」はLRT作成プロトコルですが、既存プロトコルの違いはモジュラー型でパーミッションレスで利用できるという点です。どこがパーミッションレスかというと、”LRT作成において”です。
現在のLRTの仕組みを簡単に言えば、LRTプロトコルが資金を預かり、それをオペレーターに委任し、オペレーターがAVSを選択し利回りを獲得します。
しかし、「Mellow Protocol」はこの仕組みの問題点を指摘します。
それはユーザー側が正しくリスクコントロールできない点です。LRTはLSTの再ステークとなる場合も多く、非常に複雑なリスク構造になります。どのAVSに貸し出すのか、LRTプロトコルのスマートコントラクトは安全か、複数のリスクが積み重なります。そして、ユーザー側はどのLRTに預け入れるのかの選択の余地は多くなく、一定のリスクを許容しプロトコルを信頼する必要があります。
「Mellow Protocol」は、クリプトの世界における「正しい」を以下に定義しています。
暗号通貨において「正しい」とは、プロトコルとしてどちらか一方を選ばないことであることが多いです。開発者、インテグレーター、およびユーザーが自分自身の「正しい」を選択できるようにすることです。
どのようなリスクを受け入れるか、どのようなパートナーと協力するか、どのオペレーターを選択するか - これらすべての選択は主観的であり、ルールを規定する中央チームが 1 つあるべきではありません。モジュール化を採用しましょう。
(引用:Enter modular LRTs: Mellow Protocol)
端的に言えば、誰もがLRTを作成することができ、ユーザーは多くのLRTからリスクを吟味して預け入れることで、LRTのリスクを分散し、パーミッションレスで正しいLRT市場を構築できるのではないかという主張です。
⚙️モジュラー化されたLRT
では、「Mellow Protocol」の仕組みについて解説します。
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