【Num Finance】アルゼンチン、ペルー、コロンビアでステーブルコイン発行 / 新興国を中心にステーブルコインを発行するフィンテック企業
現在は、コロンビア・ペソ(COP)にペッグしたステーブルコイン「nCOP」、アルゼンチン・ペソ(ARS)にペッグした「nARS」と、ペルー・ソル(PEN)にペッグした「nPEN」を発行しています。
おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
夏風邪で2日間ほどお休みをいただきましたが、すっかり回復したので本日からリサーチ記事の更新再開です!
今日は「Num Finance」についてリサーチしました。
«目次»
1、Num Financeとは?
- 背景
- 仕組み
- 展望
2、新興国こそステーブルコインが大切
Num Financeとは?
「Num Finance」は2021年に設立された、南米を拠点とするフィンテック企業で、新興国を対象にしたステーブルコインの発行を行っています。
現在は、コロンビア・ペソ(COP)にペッグしたステーブルコイン「nCOP」、アルゼンチン・ペソ(ARS)にペッグした「nARS」と、ペルー・ソル(PEN)にペッグした「nPEN」を発行しています。
■背景
現在、世界には存在感のあるステーブルコインは幾つか存在しますが、そのほとんどが先進国の通貨にペッグされたものです。USDTやUSDCなど。
DeFiエコシステムが発展していく中でも新興国の通貨にペッグされたステーブルコインはほとんど存在しません。しかし、DeFiの世界にアクセスするにはステーブルコインの存在が不可欠です。
むしろ、新興国の人の方がシームレスでグローバルな金融へのアクセスのニーズは高いことが多いです。
そこで、Num Financeは新興国に特化したステーブルコイン「Num Stablecoins(Num-S)」を作っています。
これらのローカル・ステーブルコインを通して、ユースケースを拡大し、信用、利回り、新しい支払いへのアクセスを提供することをミッションに掲げています。
■仕組み
「Num Stablecoins(Num-S)」は一般的なステーブルコインと同様の働きを持ちますが、その発行方法はハイブリッド形式を取っています。
現在のステーブルコインの発行方法は「暗号資産担保型」か「法定通貨担保型」が多いですが、Num-Sはどちらでも発行ができるハイブリッド型です。
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