【Plasma Wallet】FTとNFT管理、DappsやDeFiへのアクセスの全てを実現するオールインワンウォレットアプリ
2017年から活動する老舗チームが手掛けています。(約4,500文字)
おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
今日は「Plasma Wallet」についてリサーチしました。
«目次»
1、概要|Plasma Wallet とは?
2、変遷|2017年に始動、独自トークンも発行し分散化の道を進む
3、展望|誰もが金融システムにアクセスできる未来へ
4、考察:スマホアプリでのウォレット戦争が幕をあける
概要|Plasma Wallet とは?
「Plasma Wallet」は、10,000を超える暗号資産とNFTを全て一箇所で管理できるウォレットアプリです。自身の資産ポートフォリオの管理、トークン情報の確認や追跡、DeFiへのアクセス等、すべてが1つのアプリケーションから実施できます。
元々存在する「Plasma Finance」のアプリ版としてリリースされました。Plasma Financeは0xPlasma Labsが開発するDeFiやNFTのトータルプラットフォームで、DeFiブームが訪れる前の2017年より活動を開始しています。
そこから成長を続け、2022年の9月にIOSアプリ版として「Plasma Wallet」がリリースされました。この記事では「Plasma Wallet」として深掘りして紹介しますが、PC版の「Plasma Finance」も基本的には同じ機能を持っています。
では、機能や特徴を解説していきます。
○セルフカストディアルウォレット
秘密鍵とシードフレーズはアプリのローカルストレージに保存され、Face IDによって暗号化されます。KYCの要求もせず、全ての資産は自己所有で管理ができます。
○10,000以上の暗号資産とNFTを保存、送信、受信、取引
すべてのEVMチェーン上に存在するトークンに対応し、その資産の全てを管理できます。また、複数ウォレットに対応しているため、1つのアプリからウォレットを切り替えて資産管理をすることも可能です。
○1,000のdAppsにアクセス
アプリ内からあらゆるdAppsにアクセスできます。また、アプリ内の検索で連携されていないdAppsでもウォレットコネクトで繋ぐことができます。
○あらゆるDEX機能
スワップ、トレードなどのDEXがアプリ内から実施できます。強力なHyperDEXアグリゲーターと呼ばれる機能が内包されており、あらゆるEVMチェーン上のDEXの中で最適な価格でスワップやトレードが可能です。
また、トークン価格の変動、流動性プールのAPY、ステーキングAPYの情報など、あらゆるDEXやDeFiプロトコルからデータを収集して一括で紹介しています。
中でもステーキングの紹介はSavingと呼ばれており、市場の中から最適なステーキング報酬を獲得するサポートを行います。
○法定通貨のオンランプとオフランプを使用して暗号通貨を売買
銀行カード、Apple Pay、銀行振込によって暗号資産の購入が可能となっており、暗号資産から法定通貨へ変換する機能も存在します。
○あらゆるメディアやYouTubeから勉強コンテンツを収集
インターネット上からweb3に関する勉強コンテンツを収集し、一覧で表示されます。
まさにweb3を利用する全ての機能が1つのアプリで利用できます。尚、先述した通り、Plasma WalletはPlasma Financeのアプリ版となっているので、PCでも利用することができます。
変遷|2017年に始動、独自トークンも発行し分散化の道を進む
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