こんにちは。
web3リサーチャーの三井です。
今日の有料マガジンはトークンを活用した新規事業立案についての考察です。
«目次»
1、前提
2、web3サービスで抑えておくべきこと
3、具体的なトークン活用方法
4、革命的なweb3活用方法になる?
前提
まず前提としてお伝えしておきたいことは、”この記事で言うトークンを活用した新規事業はいわゆるトークンエコノミクスを活用したプロトコルの構築ではない”ということです。
トークンの活用って実は他にも可能性あるんじゃないか?そして、トークンを活用することで本当にビジネス的にプラスになるんだっけ?と言うところに対して、ふと思い付いたことがあったので、それをメモ書きとして残しています。
より具体的にイメージしているのは、SNSやマッチングプラットフォームなどのユーザー数が必要なサービスをトークン活用することで、既存の経営戦略よりも効率的に実現できるのではないか、と言うことです。
web3サービスで抑えておくべきこと
こちらも前置きに近くなりますが、まずはweb3(ブロックチェーン)を活用することで実現できることを簡単に整理してみます。
初期ユーザーに報いることができる
個人情報などの情報の所有権がユーザーの手にわたる
中央集権的な運営ではなく分散型の運営になる
ざっくり言えばこの3つです。
そして、ビジネスとして押さえておかないといけないことは、
既存のビジネスよりも収益が上がる or スピードが上がる
です。
ユーザー目線でも企業目線でもブロックチェーンを活用することは目的ではなく、手段です。web3へ参入することでユーザーメリットもプラスされ、企業の収益も向上する必要があります。
そもそもweb3は公共財を作るものなので、収益とかの観点ではないと言う視点もありますが、ここでは一旦それは置いておきます。企業がweb3を活用して新規事業を作る時をイメージしています。
これらを考えた時、正直僕は「データの所有権がユーザーの手に戻る」ことと「分散型の運営になる」ことに対しては既存サービスに対して、ユーザーメリットがどこにあるのかはまだ模索段階であると思っています。
例えば、Amazonが分散型になって配達が3日になるのであれば、中央集権で翌日に届く方がユーザーとして嬉しいです。
なので、一旦企業がweb3を活用して新規事業を作るときに意識するべき観点は
初期ユーザーに報いることができる
且つ
既存のビジネスよりも収益が上がる or スピードが上がる
の2点なのではないかという考えです。
具体的なトークン活用方法
では、具体的な話にいきます。
分散型の運営ではなく、中央集権的な運営で、初期ユーザーへの還元をトークンを通して実現することで、素早くグロースできるのではないか?と言う仮説です。
ここではSNSをトークンを活用して既存の経営戦略よりも早くグロースさせる方法を考察します。
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