【Sock】快適なUXとセルフカストディアルウォレットを備えたウォレットアプリ / シードラウンドで300万ドルを資金調達
シンプルな機能だからこそマスユーザーを誘致する存在になるかもしれません。
おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
今日は「Sock」についてリサーチしました。
«目次»
1、Sock とは?
- 機能/特徴
- 解決する課題
2、変遷と展望:シードラウンドで300万ドルを資金調達し、正式ローンチ
3、考察:わかりやすいユーザー体験が間口を広げる
Sock とは?
「Sock」は安全に暗号資産への投資ができるアプリです。2023年11月にアメリカでリリースされたばかりのプロダクトです。執筆時点ではまだ日本でDLはできません。
◼️機能/特徴
機能自体は非常にシンプルで、一般的な暗号資産取引所のアプリに近いです。
暗号資産への投資、保管
ミームコインなし、厳選されたトークンのみ
Automatic Order(定期積立や指値注文などの自動取引)
AAを利用したセルフカストディアルウォレット
ガス代0円
メールアドレスログイン
アカウント回復
Sock Score(独自の評価指標による暗号資産の投資評価)
ニュースフィード(知識が学べるタイムライン)
◼️解決する課題
上述した通り、機能自体は非常にシンプルですが、最大の特徴はAAを利用したセルフカストディアルウォレットを採用している点で、ユーザーフレンドリーなウォレットソリューションを提供しています。
その背景には現在のweb3業界に存在する3つの課題があります。
ユーザー体験
投機性
安全性
現在の暗号資産取引の機会は、中央集権的な取引所かDeFiになります。FTXの破産等もあり、中央集権的な取引所の安全性は確かではありません。ですが、DeFiでは複雑なユーザー体験で一般的なユーザーが参加することは現実的ではありません。
そこでSockは、優れたユーザー体験でわかりやすいアプリケーションを構築し、ユーザーが自身で資産を全て管理できるセルフカストディアルウォレットを提供しています。さらに、ミームコインを排除し、独自のスコアリングや学習できるニュースフィードを提供することでユーザーに安全性も提供します。
創業チームにC向けサービスでの豊富な知見をもつメンバーが参画しており、マスユーザーが利用しやすい形でシンプルな機能に絞っています。
変遷と展望:シードラウンドで300万ドルを資金調達し、正式ローンチ
Sockは2022年に設立されたスタートアップで、β版での仮説検証を経て、2023年11月に正式リリースされました。同時に、シードラウンドで300万ドルの資金調達も発表しました。
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