おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
今日は「TONエコシステム探訪」と題して、TONブロックチェーンのエコシステムについて解説します。
前編後編の2本構成を予定しており、前編となる本記事では「前提知識」と「DeFi」「その他、重要なトピック」を解説し、後編となる明日の記事では「Mini App」「ミームトークン」「展望」を解説する予定です。ぜひ楽しみにお待ちください。
🔵TONとは?
💰TONのDeFi TVL急増の理由
👑DeFiプロトコルTVLトップ10
📗その他、重要なトピック
🔵TONとは?
まずは前提となるTONブロックチェーンについて簡単におさらいします。
TONブロックチェーンは2018年に2回のICOを通じて17億ドルを調達したメッセージングプラットフォームであるTelegramのブロックチェーンプロジェクト「Telegram Open Network」として開発されました。しかし、2020年に未登録の証券提供に関するSECとの争いにより、メインネットの立ち上げは一時中止となりました。ICO資金を返還し、罰金を支払う必要もありました。
その後、コミュニティのメンバーはTon Foundationを結成し、「Telegram Open Network」から「The Open Network(TON)」へ名称変更しました。メインネットは2021年にローンチされ、Telegramに近いチェーンとしてそのシェアを少しずつ伸ばしています。
コンセンサスアルゴリズムはPoSで、シャーディングを採用し、マスターチェーン、ワークチェーン、シャードチェーンという3つのレベルのブロックチェーンを構築することでスケーラビリティに対応しています。(技術詳細は深掘りしません)
そんなTONエコシステムのカオスマップはこちらです。主要なカテゴリはそれぞれ存在していますね。
現在792のアプリケーションが存在します。「TON App」でカテゴリ別に検索できるので、気になる方はぜひ調べてみてください。
そんなTONのトークン価格の変遷はこちらです。
明らかに2024年3月から急進しており、これはDeFillamaのDeFiのTVLの上昇ともほぼ一致します。
この期間に何があったのか、TONのDeFi TVL上昇の理由を深掘りし、それを牽引した主要プロトコルを紹介し、Telegram Mini Appやミームトークンなど、TONエコシステム内で他にも大きなトレンドが幾つかあるので、それらもまとめて紹介します。
💰TONのDeFi TVL急増の理由
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