【TONエコシステム探訪(後編)】Telegram Mini Appsとミームコインの現状と変遷を分析、そして展望を考察
「Telegram Mini Apps」「TON上のミームコイン」「TONの展望」を解説します。
おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
今日は「TONエコシステム探訪」後編ということで、「Telegram Mini Apps」「TON上のミームコイン」「TONの展望」を解説します。
📱Telegram Mini Appsとは?
✨有名なTelegram Mini Appを紹介
🐶TONにおけるミームコインの位置付けは?
🪜TONの展望は?
📱Telegram Mini Appsとは?
「Telegram Mini Apps」はその名の通り、Telegram上で動くミニアプリです。
Telegramは2023年にMini Appsを立ち上げ、TON FoundationおよびWeChatの親会社であるTencentとの戦略的提携を行うことで、Telegramをスーパーアプリプラットフォームへ成長させていくことを掲げました。
Mini AppsはJavaScriptで開発でき、単純なチャットボットから、DeFi等のトレード、GameFiなどの簡単なゲーム体験、ニュースのキュレーションなど、幅広い体験を実装できます。デザインは開発者が自由に設定できますが、Telegram はプラットフォームとデザインの一貫性を保つためのガイドラインを提供しているため、比較的Telegramと似たようなUIのアプリが目立ちます。
Mini AppsはTelegram上のミニアプリケーションなので、必ずしもweb3というわけではありませんが、Telegram自体がweb3ユーザーにも好まれている点、TONと提携している点から、web3要素を絡めたMini Appsが大量に存在しています。
Mini Appsはリリース直後からすぐに話題となり、急拡大しました。以下は昨年6月までのデータとなりますが、急成長していることがわかります。
取引量も上昇しており、Telegram Mini Apps製作者の収益も伸びています。
そのメリットは何といっても約8億人を誇るTelegramユーザーにアクセスできる点にあります。加えて、Telegram内のシェアによるバイラルでの拡散、ネイティブに統合されたweb3 walletと連携することでシームレスな支払いが可能である点など、web3ユーザーに対してアプローチするにあたり、非常にやりやすいです。
このMini Appsに対してTONも助成金を出したり、マーケティング支援をしていたりするので、参入する開発者にとってはありがたいです。また、新規アプリだけでなく、Bitget等の既存の暗号資産取引所などもMini Apps対応をしており、これからのDappsやProtocol、暗号資産取引所はTelegram Mini Appsに対応することがスタンダードになっていくかもしれません。
✨有名なTelegram Mini Appを紹介
ではここからは具体的なMini Appsを幾つか紹介します。
どのようなアプリがあるか検索したい方は「Telegram Apps」という公式アップストアがあるので、ぜひご覧ください。
また、CoinMarketCapでもTelegram Bot Tokenのカテゴリが存在しており、現在の状況がわかります。
では、幾つか有名なMini Appsを見ていきます。
まずは2023年7月から11月までのTelegram Mini Appsの盛り上がりを牽引した上位5つのMini Appsを紹介します。
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