【Unleash Protocol】IPのトークン化とライセンスの自律的な管理を可能にするIPFiプロトコル / Story Protocol上に構築 / @UnleashProtocol
IPをトークン化して金融に接続します。
おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
今日は「Unleash Protocol」についてリサーチしました。
🟡Unleash Protocolとは?
🏦マーケットプレイスも整備
💬IPFiの時代が始まる
🟡Unleash Protocolとは?
「Unleash Protocol」は、IPをブロックチェーンで管理することを目指すStory Protocol上に存在するIPオペレーティングシステムです。Story Protocolがブロックチェーンで、Unleash Protocolがその上に存在するプロトコルという位置付けです。
Unleash Protocolは、Story Protocolの課題感と同じく、IPの著作権侵害の蔓延や煩雑なライセンス手続きなどの問題に取り組んでいます。IPの無断利用はクリエイターの収益機会を奪い、煩雑なライセンス手続きはIP拡大のチャンスを減らします。
よって、ブロックチェーン技術を活用して、IP 資産の登録、ライセンス、取引を効率化します。所有権の明確で変更不可能な記録を提供することで、取引の安全性と追跡可能性を確保します。
具体的には大きく2種類の機能を開発しています。
①IPad
「IPad」はIPをブロックチェーン上で管理する機能群のことを差し、「IPGE」「IPCO」「IP Studio」の3つの構成要素を持ちます。
「IPGE」は「IP Generation Event」の略で、IPをブロックチェーン上に登録するプロセスを意味します。Unleash ProtocolのIPGEは以下の4ステップで登録されます。
登録:IPをIPadに登録し、詳細な説明と関連文書を提供。
Unleash チームによる最小限のレビュー:登録後、Unleash チームが提出された登録の最小限のレビューを実施し、基本的な法的基準への準拠が保証される。
IPCO:IP所有者が提出した販売構造に基づいてIPCOを実施。(※詳細は後述)
NFTの自動生成:IPがIPGEで自動的にERC-404トークンに分割され、IPCO参加者にトークンが配布される。(※詳細は後述)
途中で出てきた「IPCO」について解説します。正式名称は書かれていませんが、おそらくICOを参考にした「IP Coin Offering」の略だと思います。
これはIPの所有権をトークンにして分割、販売する行為です。登録(申請)されたIPはUnleash Protocolを介してStory Protocolに送られ、ERC-721形式のNFTとしてミントされます。
おそらくそのERC-721形式のNFTを元にしたERC-404トークンが発行され、IPの部分所有を可能にするという形だと思います。(ERC-404はIPの分割所有権になると書かれていましたが、どのNFTと連携しているのかは発見できませんでした。ただ、IPはNFTで登録されているので、それを紐づいたトークンになるはずです)
このERC-404トークンホルダーは後述するUnleash Marketにてトークンの取引、レンディング、流動性供給などに利用できる他、IP Studioに参加できます。
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