【Zealy】1,000以上のコミュニティが導入し、400万人のアクティブユーザーが存在するコミュニティ活性化ツール
あらゆるアプリケーションの上にある"アクションレイヤー"のサービスです。
おはようございます。
web3リサーチャーの三井です。
今日は「Zealy」についてリサーチしました。
«目次»
1、Zealy とは?
- 機能
- 特徴
2、まずは課題解決のツールとして導入
Zealy とは?
Zealyは、web3コミュニティのメンバーを貢献者にすることで、web3 コミュニティの成長と関与を促進するプラットフォームです。あらゆるアプリケーションの上にあるアクションレイヤーだと共同創業者は定義しました。
元々、Crew3と言う名前でサービス展開していましたが、2023年4月に名称が変更され「Zealy」となりました。(サービス内容に変更はありません)
すでに1,000以上のコミュニティが導入しており、400万人のアクティブユーザーが存在します。
■機能
クエスト作成:Twitterフォロー、Discord参加、XXの記事作成、クイズへの回答など幅広く設定可能
リーダーボード:クエスト達成で獲得できるXPポイントの獲得者をランキングで表示
スプリント:一定期間を設定し、クエスト達成者や上位者に対して支払う報酬
アナリティクス:クエスト達成度などを一覧で分析
コミュニティ内のクエストを作成し、そのクエスト達成に応じてXPポイントを付与します。XPポイントの蓄積によってリーダーボードへの掲載やスプリントと呼ばれるリワードを送ります。
○ユーザー画面
○管理者画面
■特徴
コミュニティのエンゲージメントを高めるツールはweb3でも数多く生まれていますが、その中でもZealyの大きな特徴は以下の2つです。
柔軟なクエスト設定
TwitterやDiscordやウォレットとコネクトしオフチェーン情報とオンチェーン情報を自動検知したり、クイズの回答を答えてもらったり、記事を書いてもらったりといったアクションから、回答できる権限の設定や回答期限も自由に設定できます。リーダーボードとスプリント報酬
永続的なクエストもありますが、比較的”一定期間でのスプリント獲得対決”をユースケースに置いています。現在もゲーム式の大会のような課題をコミュニティに課す場合がありますが、それをより効率的に運用できるイメージです。
現在は、誰でも無料で利用できるので触ってみても良いかもしれません!
まずは課題解決のツールとして導入
コミュニティ活性化系のツールは特に興味がある領域なので、過去にも幾つか調べてきました。
リサーチの時系列とプロダクトがリリースされた時系列はやや異なると思いますが、新しいプロダクトをリサーチする度に徐々に洗練されていっているなと感じます。
web3と言えど、やはり全てのビジネスは既存の行動を代替するものなので、”何を代替するか”が重要です。
コミュニティの活性化に関しては、課題感はなんとなく存在するものの今すぐ利用に至りづらいプロダクトであると感じていました。なぜなら、コミュニティを活性化するのは非常に抽象的で、どこにうまくいかない原因があるのかは複合的に絡み合ってるので一つのプロダクトを採用することで全ての課題解決ができるとは限らないからです。
ただ、Zealyは大きなユースケースに「短期間のコミュニティ内の大会」を置いていました。確かにDiscordの中でクイズが出されることや、例えばミント前に積極的にみんなで拡散するとWLが獲得できるなど、そういったゲーム形式の大会が開催されることがあります。割と主流のコミュニティ活性施策になっている気もします。
現在はそのオペレーションが人力であったり、Googleフォーム使って情報回収していたりと、効率的じゃないしツールがバラバラで、透明性も低いです。なので、その大会を効率的に運用するツールとしてZealyが存在します。
確かに、その課題感を解決するツールですと言われた方がコミュニティとしては導入しやすい気がします。そして、導入後に日常使いまでしていく可能性もあります。
本質的に提供したい価値や解決する課題の前に、とてもわかりやすい一つのユースケースを絶対に効率化する機能を提供することで、プロダクト自体にオンボーディングされていくと言うことですね。
経営戦略としてもプロダクトの設計としても、非常に勉強になるリサーチでした。
以上、「Zealy」のリサーチでした。記事が面白いと思った方はぜひいいねやコメント、SNSでのシェアにご協力いただけると嬉しいです!
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